ギャンブル界において、「確率」は主要な用語です。確率は、特定の出来事の起こる可能性を述べ、数値にするのが難しいことを数値化しますが、確率の低い事象がリスクをとるに値しないことを意味しているわけではありません。そもそも価値のあるものとは何でしょう？人間の脳が確率や価値といったものを実際に数値化するのは難しいので、異なる確率を比較すれば、やや理解し易く、参照する点が得られるかもしれません。

 

プレミアリーグ レスター シティ（ Leicester City）

パワーボール（Powerball） またはメガミリオン（Mega Millions）で当選

確率は 292,201,338 分の1

世界最大の宝くじ「パワーボール（Powerball）」と「メガミリオン（Mega Millions）」は着実に拡大成長し、現在、ジャックポットよりも当選確率が低くなりました。2015年にさらに番号を10 追加し、当選確率は175,223,510分の1 から 292,201,338分の1になってしまいました。

これらの宝くじが博徒にとって実にわずかな割合の見返りしかないということは、大金を勝ち取りたいならば、宝くじに勝り、もっと有利な他の選択肢があるのではないでしょうか…

自動販売機による死亡事故

確率は112,000,000分の1

自動販売機の中身についてこの確率は当てはまりませんが、自動販売機で売られる飲料の砂糖を考慮すると、確率はもっと高くなるでしょう。私たちが知る限り、サメに砂糖は入っていません！

NCAAのブラケット（トーナメント表）を完璧に当てる

確率は 9,223,372,036,854,775,808 分の1

毎年3月になると、「マーチ・マッドネス（March Madness）」として知られるように、NCAAバスケットボール決勝で人々は気が狂いそうになります。
男性、女性、犬、猫、おそらく自動販売機まで、賞金目的で、あるいは友人と競って、ブラケット（トーナメント表）をこぞって予想します。
ウォーレン・バフェットとQuicken Loansは、NCAAブラケットを完璧に当てた人物に10億ドルの賞金を提供しました。ご存知のように、当たるチャンスは極めて低く、ゆえにバフェットとQuicken Loansにとってのリスクはほんのわずかなものでした。実際のチャンスがこれよりも勝るのは、毎回の試合が50/50になるという確率はスポーツにおいて決して現実に起こらないからです。

NCAAのブラケットは多くの場合無料なので、試してみてもいいでしょう。完璧なブラケットを当てなくても、ベストになれば賞を受けとるチャンスがあります。

 

航空テロ事件による死亡事故

確率は25,000,000分の1

これは数値化するのが非常に困難ですが、9/11 アメリカ同時多発テロ事件以来、航空テロ事件による死亡事故はないため、確率は下がり続けます。現在、空港で身体・所持品検査があるのは嬉しいですよね？

あなたがこの世に存在する

確率は 10^2,685,000 分の1

現在、この数字は大きく、あなたがこの世で日の目を見ることになった事象をすべて考慮します。まず、あり得なさそうな出来事の一つ「ビッグバン」が起こらなければなりませんでした。そして、あなたの両親、彼らの両親、彼らの両親の両親…が次世代を生む必要がありました。最終的には、あなたを包む特定の細胞が他の無数の細胞に対して打ち勝つ必要もあったでしょう。そして、あなたがこの世に存在する確率がこの先さらに高くなることはなさそうです。

上記の確率は、それぞれの事象についてちゃんと「見地のある人々」が数値化した数字であることを忘れないでください。ひょっとすると、数の数え間違えがあるかもしれません。宝くじのように、天文事象のデータは完全に透明でないため判断は容易ではありませんが、話の要点は説得力のあるものでしょう。

そして、海岸から離れていれば、海に住むキラー、サメについて心配する必要はありません。それでも、なんだか今自動販売機がやけに危険に見えたりして？

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