何人もの俳優により、異なったキャラクターで演じられる007のような映画は、きっと他にないでしょう。
上品でエレガントなショーン・コネリーから荒っぽくワイルドなダニエル・クレイグ – これまでの映画を通じてキャラクターの変化が窺えます。
それにもかかわらず、彼らの侵略的なテーブルゲームのスタイルは同じまま。
そこで、ジェームズ・ボンドのカジノシーンで、英雄的なものをいくつかリストアップしてみましょう。1962年のイオンプロダクションによる最初のボンド映画、ドクター・ノオでは、ショーン・コネリーが有名なフレーズ「ボンド…ジェームス・ボンド」と発します。
彼は、上品で洗練された紳士のように007のイメージを定義発話します。
この非常に印象的なシーンでは、ショーン・コネリーは、バカラのゲームをプレイしています。
もっと具体的に言えば、CHEMIN-DE-FER というバカラの種類で、SHIMMY、CHERNAYとも呼ばれるゲーム。それはボンドの小説や映画のシリーズ全体を通して親しまれてきたゲームです。
映画シリーズの中では、女王陛下の007(1969年)、ゴールデンアイ(1995年)、サンダーボール作戦(1965年)で紹介されています。
ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンド、カジノ・ロワイヤル(2006年)では、バカラが博打性の高いモダンカードゲーム、テキサスホールデム・ポーカーに置き換えられています。時代とともに人気の高まったテキサスホールデムに置き換えられるのは、自然な選択といえるでしょう。
シーンの中で、ダニエル・クレイグは、ストレートフラッシュで悪役Le Chiffreを打ちのめすことにより、ボンド映画の歴史中、最大の勝利となった$115ミリオン(約127億円)を持って歩き去ります。
もう一つ気になるシーンといえば、テキサスホールデムでのカードのハンドが8のペアということ。これは通称オクトパスと呼ばれているテキサスホールデムのハンドで、多くのボンドファンは、このシーンが『007 オクトパシー』(1983年)を連想させる、意図的なものだとの声も。また、映画の内容とは無関係ですが、ボンドを演じた有名な俳優達のなかで、ダニエル・クレイグが唯一、映画の全シリーズよりも若いというのも驚きの事実ですね。
もう一度初期の映画を振り返って見ると、『007 ダイヤモンドは永遠に』(1971年)では別のゲームシーンがあります。このテーブルゲームは、クラップスと呼ばれるもので、プレイヤーが様々な賭け方ができるサイコロゲームです。オープニングシーンはラスベガスに設定され、俳優は再びショーン・コネリー。これは彼にとってジェームズ・ボンドとしての7作目の映画であり、最後の映画でもあります。このシーンでは、ジェーム・ボンドがラナ・ウッド演じるボンドガール、プレンティ・オトゥールを口説きながら、大きな勝利を得ます。
おなじみのシナリオですよね?
常にジェームス・ボンドは、飲み物のセンス、素晴らしい女性、ギャンブルでの強運を持っていました。たとえ熱い立ち回りの際であれ、爽快なテーブルゲームの際中であれ、いつも運は彼の見方をしているようです。
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